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インタビュー記事


ICC Kyoto:コロナ対策のために、抗原検査を参加受付で行ったことは大変でしたか?

馬先生: 7月下旬にリアル開催を決定したが、8月には第7波となりコロナ感染者数が激増したため、コロナ対策委員会を発足しました。感染防止対策にあたって、学会の実行委員会にも反対者が多く悩ましかったのが、参加者全員にPCR・抗原検査を行うことでした。
コロナ対策委員会の皆様に大変の労力と苦労をかけましたが、スタッフを含めた参加者全員が、来場初日の3日前以内にPCR・抗原検査の陰性証明をネットにアップロードし、入館時に委員会からの承認を見せて会議場へ入ることにしました。また、アップロードできなかった方には、入館時に抗原検査キットを渡して、その場で検査してもらうことにしました。
その結果、皆さまのご協力のおかげで、開催期間中は感染者ゼロとなり、大変嬉しく思っています。


馬 書根先生 IROS 2022 大会委員長 /
立命館大学 理工学部 ロボティクス学科

ICC Kyoto:10月に入国制限が緩和されて現地参加者が増えましたか?

馬先生: 開催直前だった為、400~500人くらいの増加でした。


ICC Kyoto:リアル開催をして良かった点は?

馬先生: オンライン開催ですと、ディスカッションやスピーカーに質問することができるものの、より深い交流が非常に難しい。その一方でリアル開催は、口頭発表した後、スピーカーにその場で質問できるだけでなく、セッションの後にも研究者間の自由交流ができ、若い学生と研究者にとても良い経験と機会の場となっていました。リアル開催ができて大変に良かったと思っています。


ICC Kyoto:最後に、IROS2022として世界に発信したいメッセージはありますか?

馬先生: 今回のリアル開催は、大成功で終わりました。
成功に終わったことだけでなく、これからも長く続いていくことが大事である。そのためには、若い研究者たちを育てていくこと、そして社会貢献をしてもらうことが大切だと思っています。