これまで50年間大切に守られてきた国立京都国際会館の設計思想をふまえ、これからの50年をつなぐデザインをめざします。
既存イベントホールの構成を尊重し、ホールの肩の高さから下を基壇と考え、そこから上を屋根と捉えます。基壇部分は形状、質感など、既存イベントホール基壇部分と調和したデザインとします。一方、屋根部分に関しては、開館50周年という時期の経過を捉え、現代の技術とセンスを存分に発揮できる現代的なデザインをめざします。
比叡山や宝ヶ池などがあり、立地は恵まれた自然環境に囲まれています。屋根のガラスの局部ダブルスキンはその透明感で視線を通し、周辺環境に溶け込み、先進性と調和性を表現します。
ニューホール(2,000㎡)は、隣接する既存のイベントホール(3,000㎡)との同時利用で、面積5,000㎡の空間として、4,000名規模の大型催事がひとつのゾーンで開催可能となります。
また、独立性が高い専用ゾーンとして、式典・表彰式はもちろん、パーティー、イベント、展示・商談会など、思いどおりの演出が可能です。
ニューホール(2,000㎡)は、隣接する既存のイベントホール(3,000㎡)との同時利用で、面積5,000㎡の空間として、4,000名規模の大型催事がひとつのゾーンで開催可能となります。
また、独立性が高い専用ゾーンとして、式典・表彰式はもちろん、パーティー、イベント、展示・商談会など、思いどおりの演出が可能です。
特別室は海外からの賓客の接遇を想定し、京都の伝統産業の技をふんだんにとり入れました。
<主な特徴>
・木や紙,陶板,漆喰など伝統的な素材で内装 全体を構成
・北山丸太の床柱と床板に漆を施した床の間
・西陣織や京指物,漆を用いた家具
・貴船石や鞍馬石など京都の石を用いた特別室 専用の庭
連絡歩廊を縁側、ホワイエを入側、新たなホールをお座敷になぞらえ、日本建築の「場」の構成を意識したストーリーを連絡歩廊から新たなホールにかけて創出しています。大空間を有しながら、多様な場を感じられる空間構成とします。
<主な特徴>
・里山の四季美と水琴窟により迎え入れる庭
・木部の天板部分に漆を擦り込んだ木製家具
・伝統産業製品の紹介や情報発信ができる展示ケース仕様のサイドテーブル
・天板に京焼・清水焼の薄型陶板を用いたハイテーブル
・京焼・清水焼の壁アート