ICC Kyotoの取組 > サステナビリティの実現に向けて
ICC Kyotoは、国連が提唱する「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」に賛同し、「サステナブルな社会の実現に向けた
議論が交わされる舞台として相応しい国際会議場」であり続けることを目指し、主に4つの重要課題について取り組んでいます。
時代に対応する施設運営、会議の誘致・開催を通じて、お客様と共に社会課題に貢献して参ります。
「サステナブルな会議開催」を実現するため、主催者・関係者の皆様と共に様々な取り組みを始めており、その一環として、
ケータリング発注の際には、フードロス削減にご協力をお願いしています。
また、マイボトルの持参を推進するなど、ごみの減量に向けた様々な取り組みを行っています。
2023年より食品廃棄物のリサイクルに取組み、施設内で排出した食品廃棄物を再利用し、新たな資源として活用しています。
2020年10月にオープンした「NIWA café」では、テイクアウト飲料は全て瓶や紙容器を採用しています。また、2021年1月には、館内自動販売機のペットボトル飲料を全て缶または瓶へ切り替え、2022年4月からはケータリング全般において、ペットボトル飲料の提供を取りやめています。
飲料以外でも、お弁当容器やコーヒーブレークのお菓子など、出来る限り環境負荷の少ない素材を採用しています。
止むを得ずプラスチック素材を使用する場合でも、容器包装がリサイクルされる仕組みを導入し、廃プラスチックを削減しています。
北駐車場とニューホールに太陽光発電設備を設置し、館内の電力として活用しています。
建物の長寿命化を図るため、修繕・整備計画を策定し、メンテナンスに取り組んでいます。
2018年に新設されました「New Hall」は、屋上にガラスルーフを利用した環境技術が採用され、ラウンジの床やホール出入口の天井に木材を
積極的に利用するなど、環境負荷低減への取組や 環境保全性に優れた建物になっています。
数年前から施設全体の照明をLED化することで、エネルギー使用量の大幅削減に取り組んでいます。
また、エネルギーを効率的に利用していくため、2023年、BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を導入しました。
今後、当館の構造・設備機器や会議の運営の特性を踏まえながら、運用を進めて参ります。
館内の日本庭園の環境整備は当然のことながら、京都の歴史的風土景観を守るため、地元行政と連携し、積極的に宝ヶ池周辺の自然環境整備の
促進を働き掛けています。次世代に引き継ぐべく、未来に続く自然環境への取組みの一つとして庭園を守り育てています。
日本庭園
世界の緊急課題である「貧困」、「人権」、「気候変動」の3つの課題を同時に解決していくために、人や社会、地球環境に配慮した倫理的に
正しい消費を行う「エシカル」という概念が有効と言われています。その中の一つとして、フェアトレード製品を選ぶことは、発展途上国の
人たちを貧困や重労働環境から救い、手助けをすることに繋がります。
「地産地消」の商品を選択することもまたエシカル消費の一つです。地元の京野菜を使ったメニューや京都の日本酒で乾杯するなどの選択は、
地域活性化に貢献する取り組みとなります。
当館で行われるウェルカムパーティーやバンケットでも、「地産地消」メニューの提供や、日本酒での乾杯をお勧めしています。
日本文化への理解を深めていただく
ため、全国で初めて「京都市清酒の
普及の促進に関する条例」が施行
されました。
ICC Kyotoでも、持続可能な社会やゼロエミッションの時代に対応するべく、京都議定書の発祥地である京都から発信された「環境マネジメントシステム」の規格である「KES」(Kyoto Environmental Management System Standard)のSTEP1の認証を受けています。
ICC Kyotoは、障碍のあるアーティストの創作活動を推進・支援するNPO法人障碍者芸術推進研究機構(通称:天才アートKYOTO)の協力の
もと障碍のある人が持つ高い創造力と芸術性を活かした作品を採用することで、その活動への賛同と応援をしていきたいと考えています。
パッケージデザインの利用例
経済、環境、社会などの面でバランスよく社会的責任を果たすことで、サステナビリティは強化されるといわれており、今後の課題として、以下の取組について検討しています。