国立京都国際会館について > 開催報告 > 第11回STSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)
第11回STSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)年次総会が、10月5日~7日の3日間開催され、約100ヵ国からノーベル賞受賞者を含む科学者や政府高官、企業経営者ら約千人が参加し、世界的視点から科学技術の将来や課題について議論されました。
開会式には安倍晋三首相が出席され、「究極のエコカー」と期待される「燃料電池車の市販化」に意欲を示されました。6日の全体会議に出席された山中伸弥京都大教授は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を活用した可能性について語られました。閉会式には、皇太子殿下が、「世界の英知を結集し、地球の未来、人類の持続的発展に向けて、科学技術を最大限にいかす方法を模索する努力が続けられることを望みます」と英語であいさつされました。
第11回年次総会は7日、急速に拡大する情報通信技術について「安全性やプライバシー確保のための世界的ルールが必要」などと呼びかける声明を採択し、閉幕しました。