国立京都国際会館について > 開催報告 > 第11回世界生物学的精神医学会国際会議
第11回世界生物学的精神医学会国際会議が6月23日~27日に行われました。アジアでは初めての開催となり、6月23日に開催された開会式には、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、世界74カ国から約2500人が参加して開催されました。
この国際会議は、精神疾患の生物学的研究を目的としており、近年の精神疾患の生物学進展に合わせて、精神科医師に限らず、精神疾患の研究に関心を持つ生物学的研究者の参加が増えています。
今回は「脳科学から心の理解へのブレイクスルー」をメインテーマに、統合失調症、うつ病、認知症や発達障害などの研究発表と討論が行われました。
最終日の27日には市民公開講座「脳科学の知見を踏まえた精神障害・精神疾患の診断・治療・予防について」が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。
2015年には、ギリシャ・アテネにて第12回の会議が開催される予定です。